浅野 拓磨（あさの たくま、1994年11月10日 – ）は、三重県出身のプロサッカー選手。ブンデスリーガ・ハノーファー96所属。ポジションはフォワード。日本代表。
ゴールパフォーマンスの「ジャガーポーズ」から『ジャガー浅野』という愛称で呼ばれている。
7人兄弟の三男、兄弟の影響で幼い頃からサッカーを始めた。高校はサッカーの名門である三重県立四日市中央工業高等学校へ進学。2年生でレギュラーを獲得し、高校選手権に3年連続（第89回・第90回・第91回）出場。第90回大会では史上4人目となる初戦から決勝まで全試合得点を挙げ大会得点王となった。
2013年、J1サンフレッチェ広島とプロ契約。野津田岳人らと同期入団。主にスーパーサブとして活躍。
2015年12月5日、チャンピオンシップ決勝でガンバ大阪と対戦、第2戦で佐藤寿人に代わって途中出場し、劇的なヘディング決勝ゴールをあげた。 同シーズンのベストヤングプレイヤー賞を受賞。
2016年7月3日、プレミアリーグ・アーセナルFCに完全移籍。しかし労働許可が下りず、8月26日にドイツ2部（当時）のシュトゥットガルトへ1年間のレンタル移籍。24試合4ゴールをあげて1部昇格に貢献するが、翌シーズンは戦術変更によってポジションを失い15試合1ゴールに留まった。
2018年5月23日、ドイツ1部ハノーファー96に1年間のレンタル移籍。442の左FWに入り、カウンター戦術の先頭を任される。DFの背後を取る速さ、ダイレクトのシュートセンスといった本来のプレーを取り戻し、開幕前からゴールを量産している。
日本代表としては、2016年アジアU23選手権に参加。リオ五輪予選となった本大会の決勝U23韓国戦でも後半から起用され、2得点をあげて逆転勝利の立役者となった。
同年7月、中島翔哉や久保裕也とともにリオ五輪本大会メンバーに選出。ナイジェリア戦、コロンビア戦で2連続ゴールを決める。チームはグループリーグ敗退。
017年8月31日、最終予選オーストラリアとの大一番。右WGとして先発に抜擢、長友佑都からのクロスに合わせ貴重な先制点を決める。2-0での勝利と共に6大会連続W杯出場に貢献した。
プレースタイルは、裏抜けジャガー。
相手DFとラインの駆け引きをしつつ、一瞬のスキをついて飛び出す速さが最大の持ち味。高校時代からシュートセンスも抜群で、特に最高速で走りながらダイレクトで決める技術は日本屈指。浅野のゴールほとんどがその形である。
当時代表監督だったハリルホジッチ氏も、その特性を評価した。だが当時は大迫勇也がセンターフォワードに君臨、両サイドも最終的に乾貴士や原口元気が定着し、浅野は右サイドの控えだった。浅野はドリブル技術やシュートレンジが優れないため、ゴールから離れた位置で起用されても本来の輝きを放つことは少なかった。
現代表監督の森保一は、サンフレッチェ広島時代に浅野を指導した経験がある。もし浅野を招集した際は、彼の特徴を最大限に活かす起用をしてくれると期待したい。
Music NIVIRO – I Just Wanna / Rob Gasser – Super Sonic.
一部動画引用元
https://www.youtube.com/user/aztecdragon12
