セルヒオ・レオネル・アグエロ・デル・カスティージョ（Sergio Leonel Agüero del Castillo, スペイン語発音: [ˈserxjo aˈɣweɾo], 1988年6月2日 – ）は、アルゼンチン・ブエノスアイレス州キルメス出身のプロサッカー選手。プレミアリーグ・マンチェスター・シティFC所属。アルゼンチン代表。ポジションはフォワード。
アルゼンチンのCAインデペンディエンテでキャリアをスタート。2003年7月23日、ディエゴ・マラドーナの持つプリメーラ・ディビシオン（アルゼンチン1部）最年少出場記録を更新。
2005年、2007年のワールドユースで優勝し、2008年は五輪で金メダルに輝いた。早くから頭角を現し、多くの若手同様に『メッシ2世』と呼ばれる一人となった。
2006年、スペイン1部ｱﾄﾚﾃｨｺ･ﾏﾄﾞﾘｰﾄﾞに当時クラブ史上最高額の約2000万ユーロ（約26億円）で移籍。フェルナンド・トーレスと2トップを結成し、すぐに定着。翌年に彼がリヴァプール移籍後はディエゴ・フォルランとコンビを組み、CL出場権獲得やヨーロッパリーグ制覇(3:33)など数々の功績を残した。
2011年、プレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍。移籍金は約4500万ユーロ（約59億円）。
2011－12シーズン、初年度からエースとして定着。最終節QPR戦では94分に逆転ゴールを決めて、44シーズンぶりとなるリーグ優勝をもたらした。この奇跡の瞬間は全世界の実況がアグエロの名を絶叫し、落ち着いた語り口の実況:倉敷保雄氏も珍しく声を張り上げた。(6:16)
2014年、CL第5節ではグアルディオラ監督ひきいるバイエルン・ミュンヘンと対戦。現シティ監督とGKマヌエル・ノイアーを相手にハットトリックの離れ業をやってのける。(6:44)
2017年11月1日、CL第4節ナポリ戦でクラブ通算得点記録を更新。(8:56) 2018年に入っても好調で、1月には自身5度目となるリーグ月間最優秀選手となった。
プレースタイルは、超万能型フィニッシャー。
ラインの裏に飛び出すスピード、ダイレクトで合わせる技術、利き足にこだわらない得点パターン。どんなプレーをさせても高いスキルを披露し、これという弱点がない。
最後の最後までボールに食らいつく執念を持ち、どたんばでリーグ優勝を決めたQPR戦のゴール。2014年にバイエルンを圧倒した2ゴールは、チャンスを絶対に見逃さない彼の執念が実った得点である。
その勝負強さ、タイトルをもたらすメンタリティーはレジェンドたちも評価しており、ティエリ・アンリとアラン・シアラーは「彼こそがワールドクラス」と絶賛した。
身長は低いが体幹はすこぶる強く、プレミアリーグの大柄なDFをふっとばして強引なドリブル突破も仕掛ける。見た目から想像できないほどのキック力もあり、特にバイタルの『アグエロゾーン』から放つ弾丸シュートは圧巻の一言。
現ユナイテッド監督のジョゼ・モウリーニョは「小さな戦車」と彼を称している。年齢を重ねて円熟期を迎えた現在も、その勢いはとどまることを知らない。
Music Netapy – Vedana / CheerioFX – Cosmic / Cotarviid – Lacuna.
