アリソン・ラムセス・ベッカー（Alisson Ramses Becker、1992年10月2日 – ）は、ブラジル・リオグランデ・ド・スル州ノヴォ・アンブルゴ出身のサッカー選手。セリエA・ASローマ所属。ブラジル代表。ポジションはゴールキーパー。
ベッケル、ベケルと表記されることもある。
2013年、母国ブラジルのSCインテルナシオナルに入団。順調にトップチームに昇格し、全44試合に出場。
2016年7月6日、イタリアの強豪ASローマに5年契約で完全移籍。
8月17日、チャンピオンズリーグ・プレーオフのFCポルト戦で公式戦初出場。このシーズンはポーランド代表ボイチェフ・シュチェスニーが正GKを務めていたため、リーグ戦での出場はなくカップ戦でプレーした。当時から評価は高く、ローマは正GKのシュチェスニーをあっさり放出する。
2017-18シーズン、そのシュチェスニーがライバルのユヴェントスに移籍。アリソンが正GKとなり、2017年8月20日のアタランタBC戦でセリエAデビュー。37試合に出場。チャンピオンズリーグも全試合に出場しベスト4に貢献、準々決勝ではバルセロナに大逆転勝利する『オリンピコの奇跡』の立役者の一人となった。
2018年8月、プレミアリーグのリヴァプールに6680万ポンド（約98億6000万円）で移籍予定。GKとしては移籍金最高額を更新する価格となる。
プレースタイルは、セーブも安定する現代型GK。
高いDFラインをカバーする飛び出し、ハイプレスに対抗する足下の技術、正確なフィード。進化する現代サッカーに適応する能力を高いレベルで兼ね備えている。チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリーの連動したプレスにもなんなくパスを繋いでみせた。
しかし最大の魅力は、やはり確実なセーブ。
とりわけポジショニングのセンスに長け、相手と正対しながら細かいステップを踏み、ほとんどのシュートを真正面で受け止める。そのため派手なプレーは少ないが、確実なキャッチとパンチングで『本当は難しいが止めて当たり前に見える』セーブを重ねる。正統派なGKでもある。
Music Jim Yosef Anna Yvette – Linked / Speo – Still Young / Alex Skrindo – Jumbo.
参考映像 videos
https://www.youtube.com/watch?v=eHqGkySCDqcほか
